2006年04月09日
トレーナー像
西院ジムのチーフ候補のトレーナー募集に際し、とあるメールが来ました。
「実績不問はマズイだろ。」
もしかすると同じような考えを持つ方もいらっしゃるかもしれないので、後任探しについて、小牧トレーナーと明け方まで話し合った結果を申し上げます。
当初、実を言うと私も最低でも日本ランカークラスの実績を持つ者をトレーナー候補にと考えておりましたが、小牧トレーナーが後任に求めるモノは違っていました。
「選手実績と指導は別物だ」
そう切り出した小牧トレーナーは話を続けます。
全く指導経験がない状態で西院ジムに来たときの話。
どう教えたら良いかも分からず、毎晩毎晩、恩師に電話をかけて指導を仰いだ経験談。
本屋で手当たり次第、ボクシング教本を買いあさり、研究していた毎日の思い出話。
「必要なのは、実績や経験ではなく、ボクシングに対する情熱」
話が終わり、私はもう一度、考え直しました。
小牧トレーナーの何が良かったのか?
「元日本ランカーという選手実績か?」=そうじゃない。
「指導力か?」=当初は完全な指導の素人だったはず。
「ボクシングに対する人並み外れた情熱の持ち主だったからだ」
そうです。
だからこそ、私は小牧トレーナーを信頼し、尊敬し、ここまでやってこれたのだと思っています。
だからこそ、西院ジムが求める後任者は
「実績不問としたのです。」
「選手経験不問としたのです。」
そして、
「要情熱」なのです。
そこらへんを踏まえて応募してください。
BY鈴木会長&小牧チーフトレーナー