2006年02月13日
ボクシングが好き
ボクシングができるようになるまでに5年くらいの月日を要してしまった。
今思い出しても、よく続いたな〜と我ながら感心してしまう(笑)。
高校生の頃、同じ時期に入門した子とはどんどん差をつけられた。
練習に行き、トレーナーに一言でも声をかけられただけで嬉しかった。
「フック」を初めて教えてもらった日なんか、嬉しすぎて帰り道をずっと「フック」を打ちながら歩いていたもの。(今思い出しても恥ずかしい・・)
そんなセンスのない私だったが、それでも続いた理由は
「強くなりたい」
ただそれだけ。
数年後、同じ時期に入門した子はみんなジムを辞めていた。
最後まで残ったのは、一番へたくそな私だったのだから、「続ける」というか「思い続ける」ことこそが重要なのだと、今でも思ってる。
そしてジムを開き、思うことは
「選手だけのジムにしたくない」ってこと。
私自身があまりトレーナーに期待されず、入門当初に苦しい経験を持つからこそ、ジムに足を踏み入れた方に対しては、どんなに不器用であれ「最高のサービス」を実施していきたい。
トレーナーに対しても、現役時代の戦績より何よりボクシングが好きというのを一番求めているし、実際今ジムがお世話になっているトレーナーはボクシング好きな人ばかりだ。
とはいえこの「ボクシングが好き」という気持ち、
人によって何を基準とするかは様々であろう。
ただ、強くなりたい。それだけの人もいれば、
楽しみたい、友達を作りたい、痩せたい、十人十色、ホントに色々な楽しみ方がある。
ここらへんを理解せずに、ただ指導者各自の価値観を押し付けていては、一部の人しか楽しみを享受できない閉鎖的なジムになってしまう。
西院ジムは昨年度の試合実績は出場した選手全てが「全員入賞」という輝かしい実績を残した。
勝って兜の緒を締める、わけじゃないけど、ここらへんでもう一度西院ジムのスタイルを正そうと思う。