2005年11月28日

11月27日(日曜日)の西院ジム5

※小牧トレーナーの文章を紹介します!!



私は今まで「才能」とは一瞬の閃きや瞬時の反応だと思っていたが、誤認であったと最近気付いた。

「才能」とは一瞬の閃きなどではなく、5年や10年以上の長期間、同じ情熱・同じ姿勢を傾ける事のできるモティベーションである。 と気付いたのだ。

勉強・スポーツ・仕事など物事を進めるにあたって、全てに言えるが、教えてスグできる者とそうでない者、一つ言えば十解る者とそうでない者が多少の個人差はあるが存在する。

しかしそれは要領がよかったり、器用だったり、身体能力が高かったり、経験が豊富だったりするだけの話なのだ。長期間で考えれば、その差は縮まるどころか逆転した場面を幾度と無く見てきたのである。

私が現役の選手時代、ボクシングを始めて日が浅いのに先輩をボコボコにする練習生がいたが、ある程度迄で通用しなくなり最終的には姿を消す者を何人も見てきた。

現在、指導者として子ども達にボクシングを教えているが、ヤハリ同じ事が起こっているし、健康目的・ダイエット目的の方々も初っ端から威勢良く始めた方は、しばらくすると足が遠のき、やがて来なくなる。

なぜかな? と考えてたどり着いたのが、「できた!」という喜びがあまり感じないからだ。

始めからできるから、面白くない、そしてやめてしまい、あの人は才能があったのに・・・となるのだ。

誰にでも続けていれば必ず「壁」がある、その「壁」を乗り越えたからこそ「できた!」の喜びを感じることができる。

近頃は一流アスリートの真似をして「楽しもう」と口にする人が多いが、上っ面の楽しもうではなく自分の中の「壁」を乗り越えた時の「できた!」という喜びを感じる「楽しもう」を実践してもらいたい。

そのための心構えとして、「何事においても教わる側の依存度が高くなると問題である」と肝に銘じてほしい。

自分の頭で考え、どうしても解決の道が見出せない場合に師匠や先輩のアドバイスを聴くのは良いのだが、受け身の姿勢だけでは駄目なのだ。

勿論、強くなりたい・うまくなりたいという向上心が根幹であるのは言うまでも無い。

喜びこそが次のモティベーション源になる。

才能とは一瞬の閃きなどではなく、長期間、同じ情熱・同じ姿勢を傾けることのできるモティベーションである。

それこそが「才能」なのだ。

「天才とは1%の閃きと99%の努力である」というエジソンの言葉は真理をついている。

今日の名言:継続は力なり



kyotosaiin at 05:34│Comments(0)TrackBack(0) 日記 | 日記

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